お久しぶりです、奈良の大仏君です。
話は少し古いですが、ゴールデンウイークに平城京跡地に行ってきました。シャトルバスで会場に到着し、まず平城京歴史館に向かいました。連休期間中は入場整理券が必要だとホームページに載っていたからです。復元された遣唐使船が飾ってある建物です。入場料が500円必要です。しかしながら、整理券を手にすることができず入館を諦め、メインの大極殿へと向かいました。途中、近鉄線の踏切を越え、一見ただの野原(その下は平城京遺跡なのですが)をテクテクと10分以上歩いてやっと到着し(この日も暑く大変でした、陰となるものはありません。)、幸い待ち時間がほとんどなく大極殿へ入場できましたが、ここもたいした展示もなく、何時間も待って入場するほどでもなく、外から眺めるだけでも十分かもしれません。ただし美しい建物でした。
次に、平城宮跡資料館に行きました。発掘した土器や木簡などが豊富に展示されており見学をお勧めします。入場は無料です。
この平城遷都1300年祭のメイン会場ですが、予算を削減したため、本来は復元施設や展示施設などもっと多くのものが予定されていたらしいです。朱雀門と大極殿とを結ぶ道に横たわる一箇所だけの踏切は人の流れを大変悪くしており、当初は他の対策があったように思えます。広大な野原(遺跡)の周り展示館など建物が散在、本当は遺跡の上にも施設を造る予定だったのではなっかたのでしょうか。
私はココが平城京跡地と言われて、朱雀門や大極殿からこの野原を見てもなかなか、当時の平城京の姿を思い浮かべることはできませんでした。ただ、このままの「ただの野原」で保存することが、それぞれの古代への思いを馳せることができるのではないでしょうか。一度、このイベントに、足を向けてください。暑さ対策を忘れずに。