糖尿病の新しい薬剤

今年の5月は、暑い!寒い!の不思議な気候ですね…と言っているうちに、梅雨入りするのでしょうか。雨がキライな、まるんです。

前回「糖尿病と歯周病」をお伝えしましたが、その「糖尿病」、国内で10年ぶりに、新しい作用機序をもつ糖尿病(Ⅱ型)の治療薬が承認・発売されました!インクレチン関連薬といわれるものです。

 「インクレチン」とは、腸管から分泌され、膵臓からインスリンの分泌を促進させる消化管ホルモンの総称ですが、新しい作用機序をもつ糖尿病治療薬「インクレチン関連薬」として開発されました。これまでの糖尿病の治療薬のうち、インスリンの分泌を促進させる働きの薬は「SU剤」と呼ばれるもので、インシュリンを分泌する膵臓の細胞に直接働きかけていました。そのため膵臓の細胞(膵β細胞)自体を疲弊させ、しだいに薬剤の効果が薄れ、2次無効と呼ばれる状態になることがあります。そうなると、多剤併用やインスリンの注射へ移行しなければならないことが多いです。 しかし、この「インクレチン関連薬」は、膵臓の細胞(膵β細胞)を保護し、さらに細胞数を増加させる可能性があります。また、食後の血糖値のレベルに合わせてインスリンの分泌を促すので、低血糖を起こしにくく、さらに食欲を抑制し、体重を増やさないという、嬉しい作用があります。上記した「SU剤」が効かなくなった時でも効果があるとされています。新しく開発された薬剤なので、長期投与に関する安全性のデーターが待たれるところですが、糖尿病の患者さんの朗報でありますよう、期待したいと思います。

糖尿病は、日本人が罹りやすい病気です。まずは、予防!! やっぱり、健康的な食事と習慣的な運動、笑いの多い生活に尽きますね!!!