桜のつぼみがふっくらと、咲き誇るその日を待っています。来週は暖かくなって、春!春!春!になるといいですね。 やさしい桜の季節が待ち遠しい まるんです。
3月14日(日)のことではありますが、メイシアターで行われた「みんなの健康・健口展」に行ってきました。市民の皆さんを対象に、吹田市歯科医師会が主催された市民講座です。「糖尿病の全身疾患と歯周病」についての興味深いお話でしたので、ちょっとご紹介いたします。 生活習慣病といわれる「糖尿病」は、予備軍を含めて患者数が2210万人(2007年)といわれ、6人に1人の割合で「糖尿病・予備軍」になります。さらに、今後ますます増加傾向です。「糖尿病」と言えば、どんな方が罹りやすいと、皆さん思われますか?一つに、「肥満・メタボ」があげられると思います。しかしながら、日本人は、肥満でない方の、糖尿病の有病率が高いのです。 なんと!糖尿病患者さんのうち、60%の方は「肥満でない・非メタボ」です。日本人(アジア人)の祖先は農耕民族なため、肉類を食する習慣はなく、狩猟民族で肉食習慣のある欧米人に比べて、インスリン分泌能が元々低いそうです。そのため、ここ30年くらいの間に、食事が欧米化し、インスリン分泌が不足になり糖尿病の患者さんが急増しています。
糖尿病の3大合併症は、網膜症、腎症、神経症状で、次いで大血管障害の心疾患、脳卒中と言われていますが、その次にあたる6番目の合併症として「歯周病」が挙げられています。現在では、糖尿病になると、中~重度の歯周病に罹りやすく、また、歯周病の治療で糖尿病も改善されることもだんだんわかってきました。
様々な病気を予防し、健康を維持するために「運動」「食事」などの生活習慣が大切!とわかりつつ‥なかなか継続できない私ですが、「笑い・喜び・感動はよい遺伝子を目覚めさせる」を信じて、新しい春を迎えることにします。 皆様も、穏やかで、うららかな春を満喫してください!