頚椎のおはなし

こんにちわ。ちょいメタ夫です。

いよいよ師走に入り皆様もお忙しいことと思いますが、如何お過ごしでございましょうか?来週はぐっと気温が下がるそうですので、体調を崩されないようにお気をつけくださいね。

 さて、今日は少し首(頸椎)のお話をしたいと思います。一昨日にタイガースの赤星選手が引退を表明されました。「中心性脊髄損傷」にて選手生活を継続するのが困難になったとか。。。優れた選手がまだまだこれからという時に選手生活を終えなければならないなんて本当に残念です。

背骨の中を貫くように頸椎から腰にかけて神経の束(脊髄)が走っていますが、頸椎に大きな力がかかったために神経の束に怪我を負ってしまったようですね。日本人(黄色人種)は他の人種に比べ、頸椎の部分などでは特に脊髄の通り道が狭くなっているのですが、頭を後ろに倒すなど頸椎の曲がりを強めると、構造上さらに狭くなってしまいます。頸椎から腰まで背骨は連なっていますから、腰や背中が曲がることでも頸椎の曲がりが強くなってしまいます。

 頸椎の曲がりが強くなり、脊髄などの神経を圧迫すると肩などの痛みやしびれ、感覚障害や筋力低下など様々な症状が出現することになります。ですので、我々は背筋を伸ばして少し顎を引くような姿勢をとることで、このような過度の背骨の曲がりを軽減して、神経の通りを良くしておくことが大事なのです。ところが運動不足の場合や、いつも悪い姿勢をとっていると、姿勢を保つための腹筋や背筋といった筋力が低下してしまい、良い姿勢を保てなくなってしまいます。日頃の生活習慣や運動の機会など一度見直してみることが必要かもしれませんね。