キーワード:リハビリ本舗、訪問看護、誤嚥、嚥下、予防
朝夕の冷え込みも厳しくなり、 温かいお鍋が恋しくなる季節となりました。
食事をしているとき、 喉に詰まったりムセたりしたことはないでしょうか。 元気であれば、咳で吐き出せます。しかし、体力が落ちていたり、 高齢者の方などはうまく吐き出せず、 気管に入ってしまい肺炎になってしまいます。 これを誤嚥といいます。
誤嚥を防ぐための予防について5つピックアップしてお伝えします。
1.飲み込む力を鍛える
食事の前に首を回したり、足踏みをしたり全身の筋肉をほぐし、 飲み込む筋肉を柔らかくすると誤嚥予防につながります。また、 舌で頬を内側から押す動作は飲み込み力を鍛えます。
2.よく噛んで、ゆっくり食べる
急いで食べると、誤嚥のリスクが高まります。 30回以上噛んでゆっくり食べましょう。
当たり前のことですが、大切なことなんですね。
3.飲み込んでから次の食べ物
口にあるものをしっかり飲み込んでから次の食べ物を口に運びまし ょう。
口いっぱいに物が入った状態ではうまく飲み込めません。
4.口の中の清潔を保つ
口腔内の細菌を少なくするため、 歯と歯の間など丁寧に歯磨きをして口の中を清潔に保ちましょう。 入れ歯の方は、 毎回外してブラッシングしてきれいに保ちましょう。
口腔内の細菌が気管に入ることで、肺炎になる可能性もあります。
5.吐き出す力を高める
誤嚥したものを吐き出す力をつけることも大切です。深呼吸、 咳払い、話す、 歌を歌うなど日常の何気ない動作が吐き出す力を高めることになり ます。
すべての誤嚥が肺炎に繋がるわけではありませんが、 誤嚥を予防し、肺炎に発展させないような体作りが大切です。
日頃から、心掛けてみてください。