▶運転能力の維持にむけて|末永く運転するために

キーワード:リハビリ本舗、吹田市、自動車運転、高齢ドライバー

皆さまこんにちは。

今回は昨今話題になっております、高齢ドライバーの運転能力を維持するのための取り組みについてお伝えさせていただきます。

他人事と思わず、身近な方への啓蒙も行っていただけますようお願いいたします。

75歳以上での事故率が高い

 近年、高齢者の自動車事故に関するニュースがよく紙面を騒がせています。年代別に事故数を調べると、免許を取ってすぐの若い方と75歳以上の方の事故率が高いことが知られています。

 

原因は?

 高齢者の交通事故の原因としては、認知機能の問題だと考えておられる方が多いのではないでしょうか。ところが、75歳以上の方について、認知機能検査を受けた方200万人の内、認知症の恐れがあるとされたのは3%に過ぎないことや交通死亡事故の半数は健常者であったことなどから、最近は認知症が高齢ドライバー事故の主な原因ではないと言われるようになってきているそうです。

認知機能の低下を考える前に、身体機能の衰えなどをしっかり確認してみる必要性が言われています。そうであれば、トレーニングをしっかりして脳を刺激することにより、運転に関係があるとされる記憶力・判断力・注意力・同時処理能力・空間認識力などを改善させていくことができるのではないでしょうか。

対策は?

今回は、それら身体機能の内、ブレーキの踏み間違いをしない判断力やアクセル操作するときの足感覚を鍛える運動をお伝えします。

 

方法は、簡単!

 

ただ、片脚で20秒以上立てるようになるだけ。

 

これなら、どこでも簡単にできますよね。目を閉じて行うことがコツです。

1日に左右各3回程度行ってみてください。

そのほかにも、先行車などとの距離を調整する能力やミラーなどをみて状況を瞬時に判断する能力、見えない場所をイメージするための空間認識力や車体感覚を鍛えたり、とっさにブレーキを踏む瞬発力、運転席での足さばきを向上させるなどの運動などが必要とされていますが、まずは、片脚立ちの練習をしっかり行ってみてください。

 

他の運動については、またの機会にご紹介させていただきますね。