体温のお話

数日前の10月3日は十五夜でしたね…、まんまるな月にほっと優しい気持ちになれる夜でした。でも、今週は雨!雨!台風! 訪問スタッフは雨降りは移動が大変なので、がっかりになってしまいますが、それでも一雨ごとに深まりゆく秋を見つけながら、元気に利用者様宅へ伺います。

さて、本題です。今回は、皆さんがよく耳にされる「バイタルサイン」=人間が生きている証として基本的な徴候である体温・脈拍・呼吸・血圧・意識のなかで、体温について考えてみることにします。

まず、体温計。古くから水銀体温計が使用されていましたが、破損時の健康被害や、環境汚染の問題から、現在は電子体温計が用いられるようになりました。一般的な電子体温計は、予測式のもので、水銀体温計よりも測定時間が短縮されますが、やや高値(0.2~0.3℃)を示すと言われています。体温の測定部位は、測定のしやすさから腋窩(脇)が一般的です。高齢者は、基礎代謝や運動量が低下していますので、一般成人より体温が低くなるのが当然ですが、その他、1)血液循環が悪い、2)皮膚が硬化していて熱伝導が不良、3)やせて腋窩の筋肉や脂肪組織が減っているため隙間が生じ、体温計の先が皮膚に密着しにくいなどの理由から、測定値が低くなることが多いです。その他、寒い部屋で腋窩が露出していた場合も測定値が下がります。

測定時は以下のことに留意しましょう。                                                   ①測定前に腋窩を閉めておく                                                     ②発汗しているときは、乾いたタオルでふく(濡れていると低くなる)                                 ③体温計は前下方から後上方に向かって挿入する                                           ④腕を密着させる   です。

次回は、「発熱の原因やケアについて」に致します。

二十四節気では、10月8日頃冷気が強まり露が結ぶころ「寒露」だそうです。台風がさったら…秋本番ももう間近、ほんのり優しい秋が訪れますように!