こんにちは、『片山阪』です。
9月に入ってめっきり涼しくなりましたね、訪問リハビリのバイク移動もずいぶん楽になりました。さらに先日、訪問用のバイクを新調してもらい、快適、快適。
そして9月といえば、あっぷる訪問看護ステーションが始動してちょうど1年になります。おかげさまで、少しずつではありますが地域で生活される方々からお褒めのお言葉をいただけるまでになりました。しかしその一方で、あるケアマネージャーさんから『あら、あっぷるさん、デイサービスだけでなく訪問もしてたんですか、知りませんでした』との一言…。まだまだ、だな…と痛感しました。
前回の続きで、今回は電動車イスについてご紹介いたします。電動車イスは、従来の車イスにモーターがついたタイプと、バイクのようにまたがって運転するタイプの二つに大きく分けられます。前者は一般的に①電動車いす、後者は②電動4輪バイクと呼ばれています。
以下それぞれの特徴です。
①電動車いす
・ 最高速度4.5km/h
・ 連続走行距離15km程度
・ ほとんどが折りたたみ可(玄関などでも収納可)
・ 小回りが利く
・ ジョイスティックで操作
・ お店などにもそのまま入ることができる(狭いスペースでも移動可)
②電動4輪バイク
・ 最高速度6km/h
・ 連続走行距離15km程度
・ 走行が安定している
・ (一般的なものでは)レバーを握るとアクセル、離すとブレーキがかかる
・ 荷物をたくさん積める
両者を比較すると①電動車いすは走行能力では劣るが、小回りが利き、狭い場所でも入っていけるメリットがあり、②電動4輪バイクはスピード、距離に優れ、走行が安定しているが、乗ったままでお店の中など狭い所までは可入れない場合もあります。
両者の使い分けとしては、①電動車イスは歩行能力の実用性に不安がある方に向いていると思います。②電動4輪バイクは短距離であれば杖などで歩行できる方で、遠くまで出かけたいという方に向いていると思います。
両者の特徴をよく理解した上で、その方の身体機能、生活スタイルに適したタイプのものを導入する一助となれば幸いです。