今朝、外に出たとき、季節の変わりを感じませんでしたか?
太陽が燦燦と降り注ぎ、空は高く、海は青い・・・
明るく活気ある夏が姿を表さず去っていきそうですね。
水害、地震、薬漬け、孤独死・・・世間では切ない話題が後を絶ちません。
不安な話題ばかりで、疲弊してしまいます。
自己効力感(セルフエフィカシー)という言葉を聞いたことがありますか?
心理学の領域でよく用いられる言葉です。
自分の目の前の課題に対して「私は〜することができるだろう」という予測で、
根拠や確信はないが自分の力を信じる感覚のことです。
この自己効力感は、日常の学習や健康管理などの行動や、対人行動などに影響を与えます。
自己効力感が低いと「やってもどうせできない、私には無理・・・」という思いが、
やる気をなくしてしまい、行動しなかったり、効率が悪くなったりします。
病気や障害を予防し、健康増進のために取組が注目されていますが、
個人個人の健康行動を促すにはこの自己効力感が大切です。
「自己効力感が高いと老化のスピードが遅くなる」という研究報告もあり、
その自己効力感を高めるためには、
①うまくできたという経験
②他人が成功した様子の観察(自分にもできそう・・・)
③人からの励まされる、ほめられる
④身体や心の変化に気づく ということが重要とされています。
「運動」は自己効力感を高めるための効果的な手段であるといわれています。
健康のための重要な要素である「運動」は、日常生活の中では必要不可欠なものですが、
「習慣づける」ことができない人が多いです(私もですが p^_^;)
「運動」を始める・継続するには、意識を向けることが必要です。
年だから、思うように体が動かないから、続かないから…とあきらめている人も、
「自己効力感」という言葉をきっかけにして、運動に興味を持ってみて下さい。
「運動してみよう!具体的に何をすればいい?」と思ったら、リハビリ本舗にご相談下さい(^^)/