皆様こんにちは、片山阪です。前回の『ちょいメタ夫』さんの投稿でスタッフブログは自己紹介が一巡し、今回から2周目に突入します。
自己紹介でも書き込みしましたが、私はほとんどの週末、少年野球の指導に携わっています。ここのところ、新型インフルエンザの影響で活動を休止しておりますが、いよいよ来週から再開できそうで一安心しています。これから夏場にかけて熱中症にはいつも気を遣っていますが、その前兆として筋肉の痙攣をおこすことがあります。特にふくらはぎにおこりやすく、俗に言う“こむら返り”です。こむら返りの原因としては運動による筋肉疲労、脱水、電解質の不足などといわれています。対策としては休憩を取ること、水分摂取、ストレッチなどがあります。水分摂取に関しては水よりも電解質を多く含んだスポーツドリンクの方がお勧めです。ストレッチに関しては足関節を背屈(足の先をすねの方向に曲げる)すること、予防のためには立位でアキレス腱を伸ばす運動(片方の足を後ろに引いて、膝を伸ばしたまま体を前傾させる)が効果的です。
私は毎日訪問リハビリをさせていただいていますが、訪問の現場でもこむら返りに困っている方を時々目にします。特に腰椎疾患を患っている方(腰部脊柱菅狭窄症など)や閉塞性動脈硬化症の方によくみられます。前者は神経が圧迫されること、後者は血管自体の問題によりこむら返りがおこります。理学療法士である私には狭窄している脊柱菅を広げることや、硬くなっている血管をやわらかくすることはできません。ただ困っている方に何もできないわけではありません。こむら返りが起こりにくい姿勢や動作方法の指導や、こむら返りしやすいふくらはぎの筋肉を少しでも働きやすい状態にすることで、立ち上がり動作や歩行動作をはじめとする日常に必要な動作能力を維持・向上できればと考えています。少しでも質の高いサービス(リハビリ)が提供できるよう、日々精進です!