お口の健康

今回はお口の健康について簡単な情報をお伝えします。

 

★8020運動をご存じですか?

⇒「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です(1989年に提唱)

 

口から食べて必要な栄養を摂取する事は健康的に長く生きるため重要です。  そして、歯が20本以上残っていれば、十分に噛んで食べられると言われており、 健康長寿のために歯は欠かせない存在であると言えます。2011年に実施された 厚生労働省の調査によると、「8020」を達成している80歳高齢者は38%とされて いますが、高齢者全体が増えている為、達成していない人も増加しているようです。

毎日のセルフケアと歯科での定期的なチェックを心掛け、むし歯や歯周病を予防する必要性があります。特に歯周病は肺炎・心筋梗塞、脳卒中・糖尿病などの生活習慣病にも影響を及ぼすといわれており、特に糖尿病に関しては互いの悪循環が影響して悪化を招く恐れがあり、特に注意が必要です。

 

★歯の二大疾患 <むし歯>・<歯周病>を予防する

ポイントはプラークコントロール

「プラーク」:歯の表面に付着する細菌の塊、歯の表面を爪でこすったときに爪に つく白色(黄白色)のネバネバしたもの

 

  • 毎日の正しい歯磨き

・かぶせものや詰め物との境目

・露出した歯の根元

・磨き残しやすい歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシを使用

  • 定期的な歯科受診でプラークが取れているかチェック
  • フッ化物の利用

・フッ化物配合の歯磨き剤⇒たっぷり使い、歯磨き後は少量の水でゆすぎ口の中にフッ化物を残す

・フッ化物歯面塗布⇒歯科医師などの専門家が医療機関で行うのが原則

・フッ化物洗口

(フッ化物は用法・用量を守って、安全に使う)

  • 定期的な自己チェック

このように当たり前の事を当たり前に行う事が大事なんですね。

 

他に、歯周病の5大リスク(歯周病=生活習慣病)があり、下記の方は要注意です。

①甘いもの好き

②口呼吸の癖がすごい

③ストレスが多い

④食事が不規則

⑤喫煙者

 

 

最後に・・・

歯周病を見逃さない為に思い当たる症状がないか、確認しましょう

 

◎歯周病の自己チェック

 

チェックリスト

□ 歯肉に赤く腫れたところがある

□ 口臭が気になる

□ 歯肉が痩せて下がってきた

□ 歯間にものが詰まる

□ 歯磨きのときに出血する

□ 歯がグラグラする

□ 歯の回りから膿が出たことがある

□ 歯が浮く感じがある

・1つでも当てはまる   黄信号⇒毎日の歯磨きを意識して

・3~5つ以上当てはまる  赤信号⇒早めに歯科へ

 

 

いつまでも食べる事の楽しみを味わって、健康に過ごしていきたいですね。

皆さんもお口の健康を意識してみて下さい。