冬にかけての風物詩「干し柿」

最近私の住む地域では軒先に干し柿を吊るしてある家をチラホラと見かける時期に
なりました。
干し柿はもちろん、渋くてそのままでは食べれたものではない渋柿を干したものですが、乾燥させることで、水溶性のタンニンが不溶性へと変わって(渋抜きされて)甘味が強く感じられるそうです。
ちなみに、普通の甘い柿を干しても、もともと含まれている糖分が渋柿よりも低いため、あまりあまくならないそうです。
干し柿の主な成分は炭水化物ですが、他に食物繊維、マンガン、カリウム、βカロチンなどが多く含まれています。
カリウムは「高血圧予防」や「むくみ予防効果」が期待でき、食物繊維は「整腸作用(便秘改善効果)」が期待できるうえ、二日酔い、風邪の軽減、疲労回復にも効果があるそう。
ただ、タンニンの多量摂取ににより鉄分の吸収が悪くなるということと、水分が抜けて高カロリーになってしまっているというマイナス面もあるということです。
最近ドライフルーツが流行っていますが、古来から日本にある干し柿もこれからの季節楽しみなドライフルーツです。