ご利用者さまから、「もう年やから、リハビリ頑張っても効果無いですよね?」という内容をよく尋ねられます。
これは、本当なのでしょうか?
高齢者は、筋力トレーニングなどのリハビリの効果は、期待できないのでしょうか?
以下のような報告があります。(H12年度「医学的トレーニングによる介護予防推進調査研究事業報告」より)
週1回以上の定期的な運動を行っていない65歳以上の高齢者を集めて医学的なトレーニングプログラムを提供。男性4名、女性22名(平均年齢72.8歳)に対し週2回、約3カ月間のトレーニングを実施しました。結果は、トレーニング前に比べて、トレーニング後は、脚力、歩行能力、バランス能力などが大きく向上しました。
高齢であっても、トレーニングで身体機能を向上することは可能なのです。
筋力トレーニングを継続して実施することは容易なことではありません。
継続して実施するためには、筋力トレーニングをしないで、徐々に歩行などの身体機能が低下した場合の「身体的・精神的な不利益」。それと、筋力トレーニングを頑張って、いつまでも健康を維持した場合の「身体的・精神的な利益」を真剣に考えることが重要です。
たくさんの「身体的・精神的な利益」が得られるように、リハビリを頑張りましょう!