「食事」

日ごとに春めいてまいりましたが、皆様にはお変わりございませんでしょうか。

今回は体を作る、食事に関してお話したいと思います。

 

最近、高齢者のみの世帯や単独世帯も増えています。このために日々の料理数や食品数が減り、栄養が偏ることもあります。また、一人ないし二人だけで摂る食事が増え、食事に伴う会話の楽しみなどが減ることにより、食欲も減じます。身体活動量の低下や疼痛、消極性などはいずれも精神的に食欲を低下させる原因になります。

 

高齢者では一見健康そうな人でもミネラル(特にカルシウム・鉄および亜鉛など)、ビタミン、動物性脂肪、タンパク質などが不足しがちです。

低栄養状態の高齢者は「運動機能が低下」し「生活自立度の低下」や「要介護度の上昇」につながり、さらに意欲、習慣的な食事摂取量が低下するという悪循環となります。そして、最終的には「床ずれの治癒が遅延」したり、「寝たきり状態」が起きやすくなります。

厚生労働省の研究によると、入院患者や入所および在宅療養者の約3割~4割に低栄養の高齢者が確認されています。またアメリカの研究では、低栄養状態は病気の回復も遅延し、合併症併発率や死亡率も高かったとの結果が出ています。

 

これから、春の訪れとともに体の動かしやすい気候となりますので、しっかりと運動をしてバランスの良い食事を取りましょう!また、リハビリ本舗としても、皆様の健康に関するお手伝いができれば幸いです!