今日、2月3日は節分です。
季節の変わり目でもあり年の節目でもある節分は、“鬼”や邪気が入り込みやすい日と考えられてきたので、この節分に、福を呼び込むためにしっかり“祓(はら)え”を行うという風習が根付いたそうです。
皆さんは、どんな福を呼び込みますか?
さて…
訪問で出会った利用者さん
それぞれの利用者さんの「福」に思いを馳せています。
記憶力、判断力が低下し、このところ「いろんなことが、訳が分からなくなって…」とおっしゃるMさん。薬を、お一人で飲めなくなっています。
80歳代後半、独居、お若い時は商売をされ、今でも背筋がしっかり伸び若々しい!
「人様に迷惑をかけてはいけない、頼りたくない」凛と気丈なMさん、でも、お風呂の沸かし方もお化粧の仕方も分からなくなっておられます。
このところ私に「なんかの縁があって出入りしてもらって、あんたは私の妹みたいなもの。気心知れてるから、私がおかしなことしてたら、言って。怒らんから。近所の人に、呆けてるなんて思われたあかん」と。
本当は、30数十年も歳の差があるのに、妹か~と一人で苦笑いしながら、ちょっとずつ「○○は△△した方が良いですね」と訂正していきます。
そして時々混乱、興奮状態になり「あんたは、お金儲けで来てるんでしょ!度々来て、儲け目当てでしょ。」と。
独居で生活援助も必要だけれど、ヘルパー利用もデイ利用も、全く受け入れていただけず今日に至っています。
離れて暮らすご家族は、施設の利用を考えておられますが、
ご本人は「こうして横になって、テレビを見て、気ままがいい」「(施設で)夜テレビ見れないのは嫌。夜の巡視も嫌。気を使うのは嫌。気ままに出来ない。」
そうですよね。
「だけどね、夜になると心細くって、寂しくなるんよ」「歳をとるのは侘びしい」
そうですよね。
そうですよね…と頷きながら、Mさんのこれからの生活をどう支援できるのか、、、
Mさんの「何しに来たん?」の言葉を真摯に受け止め、「また来てや」の言葉に励まされ、
明日も、歳の離れた姉妹になれたらと思う日々です。
「福」が呼び込めますように、
それぞれの「福」が呼び込めますように、
今年の恵方は東北東ですね、今日はやっぱり巻きずしの丸かじりと豆まきをしよう!