2020年夏季五輪の開催が東京に決まった。
プレゼンテーションにて招致を導いた招致団の1人滝川クリステル は、日本の「おもてなし」精神を合掌のポーズで表現した。
「おもてなし」が改めて注目され、見直される時代となっている。
最近、 TVで取り上げられる事が多くなった長野県の山奥にある小さなタ クシー会社、中央タクシー。
「お客様が先、利益が後」 という理念で顧客第一主義を貫いた結果、会社の壁一面は、 おもてなしのサービスを受けたお客様からの手紙で溢れ、現在その理念の浸透が、 長野県内トップシェアという業績を残す結果を導いている。
大学時代、単身長野から上京した私であるが。当時、 暮らしていた京都の地にあるMKタクシーに級友が修業に来ていた ことを思い出す。
その彼が現在、中央タクシーの社長として奮起している。
その姿に、私自身の背筋をすっと伸ばさずにはいられない。
と同時に、中央タクシーがおこなっている「おもてなし」 は決してシステム化されたサービスではなく、 ドライバー1人1人が、 今自分が対応しているお客様の幸福を必死で考え行動しているとこ ろにその本質がある。
その考え方は我々の業界においても同様である。
今、 目の前にいるご利用者の幸福の為に寄与できる事を必死で考え、 行動する。(必死で考えて、考えて、考えぬき、治療する。)
少しでも気を緩めたら考える事を辞めてしまい、 日々の業務に流されてしまいそうになる自分を戒めて!!
この姿勢を崩さずに、 地元で奮起している級友に恥じない職業人でありたいと思う。
話は戻るが、 2020年東京五輪での日本人のおもてなしが海外選手、関係者、 観光客を幸せにし、日本のメダル獲得同様素敵なエピソードが生まれる事を期待する。