こんにちわ。前回ご挨拶させて頂きました大井です。
雨でジメジメ蒸し暑い時期になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年もあと少しで夏がやってきます。
そこで、特に高齢の方に注意して頂きたいことがあります。それは、「脱水症」です。
よく耳にしますが、実際はどのようなものなのでしょう。
これから2週間に渡って、脱水症についてお話しさせて頂きたいと思います!
〇高齢者の脱水症の原因
ヒトは加齢による変化により基礎代謝が減り、筋肉・皮下組織などにおける備蓄水分量が減少します。
また、口渇中枢の感受性低下によりのどが渇きにくくなり、水分補給が減少します。(一部の方は、夜間頻尿を気にして摂取を我慢されることもあります)
そのことが、脱水に繋がりやすくなる原因と言われています。
〇脱水の症状
唇や舌の乾燥、皮膚の弾力性低下、微熱などが認められたら疑います。食欲低下、易疲労感、脱力、立ちくらみ、意識障害、血圧低下、頻脈なども出現しやすいです。
特に、高齢になればなるほど重症化しやすいので、より少しでも早期に脱水状態を発見することが必須です。
そのためには、家族や介護者が可能な限り、「普段の食事摂取量」と「食事以外の飲水量」を慎重に観察してあげることが重要です。
どんなものか少しでも伝わったでしょうか?
次週は、脱水症の対応策、予防法についてお話しさせて頂きます。
あっぷる訪問看護ステーション
大井 裕幸