キーワード:花粉症、アレルギー、ヒスタミン
暖かい春の訪れが待ち遠しい時期になりましたね。ただ、花粉症でお悩みの方は、悩ましい時期でもありますね。実は私もそのひとりです。
今年の飛散量は大阪ではほぼ例年並みで、スギ花粉の飛散時期は例年より少し遅く、大阪では2月中旬から始まり、3月中旬にピークを迎えると予想されています。
一般的な対策としてはマスク、ゴーグルの着用、洗濯物を外に干さないなどですが、治療薬としては抗アレルギー薬が最も多く使われています。抗アレルギー薬の特徴はヒスタミンの放出を抑える『酸性抗アレルギー薬』や、ヒスタミンの放出を抑える、放出してしまったヒスタミンを抑制する効果がある『塩基性抗アレルギー薬』が治療に最も良く用いられる薬といえるでしょう。ヒスタミンは花粉をできる限り体外に放り出そうとする化学物質で、くしゃみや鼻水の原因となります。このヒスタミンを抑制し、症状を抑え込むのが薬の効果のメカニズムです。
なお、花粉症の症状が重症化してから薬の服用をはじめると、薬が効きにくいことがありますので、症状が出始めたらすぐに服用しましょう。また、予防のためには花粉が飛散し始める約2週間前から服用が効果的ともいわれています。
花粉症を乗り切り、穏やかな春を迎えられるよう、私も今年は薬に頼ってみようかなと思っています。