抗加齢「アンチエイジングⅠ」

お寒いですが、いかがお過ごしでしょうか。

月日が過ぎるのは早いもので、入職してからもうすぐ1年が経とうとしています。

前回は「糖尿病」についてお話させていただきましたが、今回は近年注目されている「アンチエイジング」について簡単にお話させていただきます。

「アンチエイジング」とは「抗加齢」と和訳され、「年をとることに抗うこと」と解釈されています。

ですが、アンチエイジングの考え方はこれよりも積極的な概念や取り組むことを指していると考えられています。

医療の世界でも、従来の病院での人間ドッグを更に進化させたアンチエイジングドッグという新しい分野として注目されています。その背景には、世間の健康志向とともに、人間の健康状態を調べる機器、方法の性能が向上し、より詳細な変化を観察することで従来なら正常範囲の中に含まれていた加齢の変化さえも十分評価可能となってきたからです。

そこでアンチエイジングドッグでは加齢の影響を身体の基本である骨格系=骨と筋肉、その骨格をサポートする配管系=血管と神経、そして各領域の機能を調節するホルモン系に分けて評価し、さらにトータルな身体機能を評価するための免疫・代謝・そして身体機能に影響するストレス、生活習慣などを評価していきます。

これらの総合評価により、単なる病気の予防を超えた、より健康であること、すなわち加齢の影響を最小限にとどめるための抗加齢医療の処方は可能となるわけです。

しかし!!!! 残念ながらアンチエイジングには特効薬がありません。

そこで重要になってくるのが、日頃の運動や食事などの生活習慣です。

といっても何をどのように気を付ければいいのかが明確でない方がほとんどだと思います。

理学療法士の視点からお伝えできる、ストレッチ・姿勢の重要性等を次回お話しようと思います。