今シーズンは、寒さが厳しいですね。
まだまだ、寒さが続きそうなので、体調管理に気を付けて下さいね。
では、今週はヒートショックが起こりやすい入浴時の体の変化について、説明させていただきます。
入浴することにより血圧は次のように変化しています。
①脱衣して浴室へ入ることで、血管が収縮し、血圧が上昇する。
②脱衣や体を洗うことで、体を動かすことにより、血圧が急上昇する。
③浴槽につかると体が温まることで、血管の拡張と循環血液が改善され、血圧が急激に下降する。
④風呂からあがり脱衣所へ行くと、血圧は上昇する。
⑤服を着ることで体温が保たれるので、血圧は下降する。
寒い状態から湯船に浸かると、1分間ほどで体は強烈な温熱刺激で血圧はさらに上昇しますが、そのまま湯船に浸かっていると、血管が温まって血流が良くなり、しばらくすると 血圧は急降下をはじめます。
この急降下の時のスピードが激しいと、眠気や失神、意識喪失になる可能性が生じると言われています。
また、血圧の高低差が激しいことは、良くありません。
健康な人にとっては 何でもないことのようですが、高齢者や高血圧の人には
この血圧の変化は、想像以上に体に負担がかかってしまいます。
血圧が変化することによって、不整脈や心臓停止が起こることがあります。
上記のように、冬の入浴時はヒートショックを起こす危険性が高い状態です。
みなさんもこの時期の入浴には、十分気を付けていただきたいと思います。
今週はここまでで、次週は入浴時のヒートショック対応策について、書きたいと思います。