運動② 『運動方法』

こんばんわ。幸四郎です。

10月に入り、日に日に秋が深まりつつあります。少し肌寒くなるとともに、あちらこちらで葉の色が変わってきています。秋は、やはり紅葉の季節。私の中で、特に記憶に残っている紅葉があります。それは、京都の源光庵にある『悟りの窓』、『迷いの窓』から見た紅葉です。綺麗と感じるだけでなく、心にまで語りかけてきます。

さて、第2回目は運動の方法について、話をさせて頂きます。

数年前から、テレビや本において『スロートレーニング』という言葉を良く目や耳にします。スロートレーニングとは、軽い負荷でゆっくり反復運動を行うトレーニング方法のことです。具体的には、普段の行っている運動を4~6秒かけて行います。例えば、スクワットなら膝を曲げるのに3秒、伸ばすのに3秒かけてゆっくり行います。運動時のポイントは、秒数を数えながら、反動をつけずに行うところです。

スロートレーニングは、高強度のトレーニングと同程度の効果を得られることが出来きます。その理由は、ゆっくり運動を行うことで、常に筋肉を収縮させ筋肉内の血流を制限し、乳酸が生成され成長ホルモンの分泌が上昇するから、といわれています。成長ホルモンは、運動により壊れた筋肉を修復する働きがあります。運動による筋肉の破壊と成長ホルモンによる修復が繰り返され、筋肉は大きくなっていきます。その為、筋肉の増強には成長ホルモンの分泌は不可欠になります。

また軽い負荷で行うため、血圧や脈拍の上昇を抑え、筋肉や骨への負担を軽減させ、運動することが出来ます。リスクが少ない安全な運動方法の1つです。

しかし、上記に挙げたような利点があれば欠点もあります。欠点とは、スピードが必要な動きに対してのトレーニング効果は少ないことです。運動には、それぞれの特異性というものがあります。その目的に応じた運動方法を選ぶことで、運動効果を高めることが可能となります。このことに関しては、最終回で話をさせて頂きます。