「やる気」について③

こんにちは。京都の虎キチです。

 9月も半ばを過ぎましたがまだまだ暑い日々が続きます。真夏より季節の変わり目である今頃の方が体調を崩しやすいので身体には十分な注意が必要です。

 さて、3週連続でお話させていただいておりました「やる気」シリーズも今回で最後です。今回は残りの二つのスイッチをまとめてご紹介させていただきます。

 まず3つ目のスイッチはREWARD(報酬)。ごほうびの喜びは「テグメンタ」という脳部位を活性化させ、快楽物質であるドパミンを出します。ドパミンは淡蒼球に直接働きかけるため、ごほうびとやる気とは強い相関があります。お金や食べ物も報酬になりますが、何よりのごほうびは達成感でしょう。目標は小さくしつつ、腹八分目でやめるというのがおすすめです。

 さあ、4つ目のスイッチです。4つ目はIDEOMOTOR(イデオモータ)。「念ずれば通ず」はウソではありません。たとえば「コックリさん」という遊びはイデオモータの一種だとされています。強く念じることで、無意識のうちにカラダが動く。成功のイメージを具体的に描き、その自分に「なりきる」ことでやる気が引き出されます。

脳の情報処理というのはパラレルに行われます。その意味で、「趣味は仕事のリトマス試験紙」だといえるかもしれません。仕事がうまくいかないときは、趣味には集中できませんよね。一流の人は、4つのスイッチを無意識のうちに使い、趣味を通じて、仕事にも弾みをつけているのでしょう。これらのスイッチは是非とも阪神タイガースの選手に実行してもらいたいと思う今日このごろです。