糖尿病Ⅲ「運動療法」

ついに糖尿病シリーズ、最後の回になりました。
今回は「運動療法」について簡単にご説明させて頂きます。

・運動療法が必要な理由
 糖尿病を引き起こす誘因や悪化の主な原因は過食と運動不足です。
 食事療法で摂取量を抑え、運動療法で消費量と基礎代謝を上げるのです。

・運動療法にはどんな効果があるのか
 ブドウ糖の消費が増え、血糖値が下がる
 インシュリンが効率よく利用できる
 脂質代謝を改善し、動脈硬化を抑える
 基礎代謝を上げ、太りにくい体を作る
 血液の循環を良くする
 ストレス解消と規則正しい生活のよりどころになる   などが挙げられます。

※運動を始められる方は、事前に主治医によるメディカルチェックを受けて下さい。

・効果的な運動とは
1. 全身運動であること
2. 有酸素運動
3. 一定の強度で一定時間行う※
4. 中2日以上空けない※          ※報告によって異なる場合があります。

少し息が弾む程度の強さで続けて行う事がお勧めです。また、運動前後に簡単なストレッチ体操を行うとより効果的です。
有酸素運動の例:ウォーキング、水泳、自転車(エルゴメーター)など

・運動を行う上での注意点
 ウォームアップ・クールダウンを取り入れる(軽運動やストレッチ)
 気候に合わせた服装を選ぶ
 少しずつ運動量を上げていく
 適度な水分補給(水にはエネルギーがないので太らないそうです)

以上の事を踏まえ、快適な日常を過ごす為にも病気の有無に関係なく、軽い運動を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
では、皆様の御健勝をお祈りいたします。ありがとうございました。