はじめまして。今年度より訪問看護ステーションに入職しました、理学療法士のO.Dskです。汗っかきな僕にはこの蒸し暑さがたまりません。前々回、前回とこれからの暑い季節にはもってこいの内容でしたね。しっかりと水分補給し体調管理を徹底しながら、夏を楽しみましょう。
さっそくですが、近年、生活習慣病について様々な事が謳われていますがみなさんはご存じですか。厚生省はH12より「健康日本21」を掲げ、国民の健康推進を目指しています。
そもそも、生活習慣病ってなんなのでしょうか...
① 糖尿病
② 脳卒中
③ 心臓病
④ 脂質異常症
⑤ 高血圧
⑥ 肥満(メタボリックシンドローム)
など、不摂生な日々の積み重ねによって引き起こされる病気の総称なのです。
その中でも今回は、「糖尿病とは」について簡単に説明させて頂きます。
糖尿病は、成因によりインシュリン欠乏による「1型糖尿病」とインシュリンの作用不足による「2型糖尿病」、「その他特定の機序(遺伝子異常など)・疾患によるもの」、「妊婦糖尿病」に大別されています。
病態として...
1型糖尿病…
インシュリンを産生・分泌する膵臓のβ細胞が破壊されてしまい、インシュリン分泌が不能になります。多くは若年者に起こるが、中高年での発症もあります。
2型糖尿病…
インシュリンの分泌量が低下したり、感受性が低下して高血糖が慢性化したもの糖尿病患者の約9割が2型に該当すると言われています。
2型糖尿病の発症には、運動習慣の減少や高脂肪食摂取の増加など生活習慣が大きく関与しています。
治療法としては...
1型糖尿病…
インシュリン注射が不可欠になります。
2型糖尿病…
食事療法・運動療法が基本であり、必要に応じて経口血糖降下薬やインシュリンを用いて血糖のコントロールを図ります。
以上簡単ではありますが、一般的に言われている「糖尿病とは」を終わります。
次回は、食事療法について掲載しますので、参考して下さい。