汗について③

 今週も先週に続き、汗をテーマに書かせていただきます。

 悪い汗が多量にでると?

 一体、どうなるのでしょうか?

 暑い炎天下のもと、あるいは室内でも高温のなかに長時間いると、

 汗がでづらい放熱しづらい状態が長時間つづく。(でても塩分の多い悪い汗)

 体温が上昇してしまう。

 そのため、皮膚の血管を広げ、体表面の血流を増やし、熱を何とか放熱しようとする。
 (普段から悪い汗をかく人は、ここで単に水分補給しても、尿として排出されるだけ。)
 
 その結果・・・・・

 血流が体表に集まり、脳への血流が減少する。軽いケイレンなどが起こる。

 進行すると・・・・

 めまい・立ちくらみ・吐き気などがおこる。
                       
 さらに・・・・・
 
  体温があがる。体温中枢が無理に汗をださす。悪い汗を一気に大量にかく。(脱汗)
  脱水と塩分などの電解質が失われ、末鞘の循環が悪くなり極度の脱力状態に陥る。
  血圧の低下、意識障害がおこる。

 さらに、体温が上がりつづける・・・・・

 Ⅲ度の重症の熱中症におちる。自己温度調節ができなくなり、汗がでなくなり
 体温が42度以上になり、中枢神経系を含めた多臓器障害に陥る。

 いかがですか?

 確かに暑い日中に活動したり、閉め切った蒸し暑い部屋で熱中症がおこる可能性が高いです。

 ・・・・・・・・・・・・が、もっと基本的なことは、

 外的環境が同じ条件のなかでも、熱中症をおこす人と、おこさない人がいます。

 なぜでしょう?

 普段から汗が出づらい、あるいは悪い汗をだしている人に熱中症がおこりやすいと言われています。

 熱中症は、悪い汗を出す事が大きな原因と言われています。

 普段から、良い汗を出すように訓練しましょう。

 こむら返りなども熱中症の症状の一つですよ。

 いい汗をかこう!!と言うことで、
 三週に渡り書かせていただきました。
 次回は、テーマを替え、違う担当の者が投稿させていただきます。
 それでは、また、来週からの投稿をお楽しみください。